- 土木整備事務所の事務所調査って何?
- どんな所を見られるの?
- 準備するものってある?
- 保険証がまだ届いてないけど大丈夫?
不動産を開業するにあたって、必ず行わないといけないことがあります。
それは土木整備事務所の事務所調査です。
調査自体は約10−15分程度で終わりますが、事前に準備しておくべきことや当日の流れを知っておくことで心の負担が減ります。
本記事よりも詳しく事務所調査について書かれているものはないので、ぜひ参考にしてください。
事務所調査は申請後、38日後
前提として事務所調査を行うのは、宅建協会ではなく土木整備事務所です。
そして、事務所調査に来るタイミングとしては宅地建物取引業の申請後から1ヶ月後です。
宅地建物取引業の申請手続き
私の場合、38日後に行いました。
電話で日程調整する
事務所調査の日程については事前に調査員の方から連絡があり、双方の都合を合わせて決めます。
連絡方法として申請書に記載した携帯番号にかかってきます。
準備するもの4選
事務所調査では当日に調査員に提出すべきものがありますが、私の場合は4種類ありました。
私が準備したもの4選
- 宅地建物取引士証
- 社会保険証
- 賃貸借契約書(原本)
- 使用貸借契約書
自宅での事務所の場合
社会保険証以外は申請のタイミングで揃っているはずなので、問題有りません。
社会保険証で名義貸しチェックをしている
今回準備する中で社会保険証を確認する理由が分からなかったので確認したところ、以下の意味があると回答されました。
- 正社員として雇用されているのか
- 専従性の確認
私の場合、代表者かつ専任の取引士だったので何も問題有りませんでしたが、稀に取引士の名義貸しをしている事もあるみたいです。
不正を事前に防ぐために社会保険証で、その会社に専従している(正社員)ことを確認しています。
当日のチェックポイント5選
必要なものを準備したら、後は当日を迎えるだけです。
時間的には約10分で終了しましたが、以下の5つをチェックされました。
- 宅建士証の確認
- 保険証の確認
- 賃貸借契約書の確認
- 固定電話の確認
- 現時点の状況確認
宅建士証の確認
まずは宅建士証ですが、提出した書類と相違がないかの確認です。
当日原本を調査員に見せるだけで完了です。
保険証の確認
次に保険証の確認です。
理由は先程説明していますが、ちゃんと申請した会社に努めているかの確認をするために提出します。
ちなみにサラリーマンから退職して開業する場合、まずは任意継続をして会社設立後に社会保険の手続きをします。
私の場合、事務所調査までに手元に届きましたが、万が一があるので質問してみました。
私新会社の保険証が間に合わなかったらどうなるのか?
するとかなり意外な回答が返ってきました。
調査員その場合はしょうがないですね。手続きしてもらってるなら問題ないです
そんな軽い感じで言われるとは思ってなかったですが、任意継続の保険証であっても否定されないみたいです。
とはいえ、調査員によっては対応が変わる可能性もあるので、段取り良く動いて事務所調査までに保険証が届くように行動しましょう。
社会保険証の手続き流れ
賃貸借契約書の確認
次は賃貸借契約書の確認です。
私の場合、事務所として1室借りており、形態として何も問題なかったため、特に問題なく完了しました。
固定電話の確認
次に固定電話ですが、電話を鳴らすなどの本格的なものではなく設置されているかだけの確認でした。
私の場合、外出することも多いですし、クラウドフォンを利用する予定だったので家庭用(ディスプレイ付)を設置してましたが問題なかったです。
現時点の状況
最後に確認されたのは、現時点の状況です。
不動産業は許可が下りるまでは営業活動が出来ないので、自宅待機と回答しました。
すでに他の事業を行ってる中での開業であれば、他の業務をしているなどの回答になるでしょう。
まとめ
今回は土木整備事務所による事務所調査の準備品&当日のチェックポイントについて解説しました。
事務所調査は申請後、38日後
- 電話で日程調整する
準備するもの4選
- 宅地建物取引士証
- 社会保険証
- 賃貸借契約書(原本)
- 使用貸借契約書
社会保険証で名義貸しチェックをしている
当日のチェックポイント5選
- 宅建士証の確認
- 保険証の確認
- 賃貸借契約書の確認
- 固定電話の確認
- 現時点の状況確認
実は私、事務所調査が実際に実行されるまで、結構緊張していました。
事前に情報を知らないと不安になるものですが、終わってみれば何も問題なく終わりました。
事前に事務所調査はどのようなものなのか、どんな流れなのかを知っておくことで不安を減らすことが可能です。
不動産開業には、様々な知識や手間がかかりますが、なかなか教えてくれる人がいません。
本サイトでは、実際に私が不動産業を開業するまでの全てを掲載しているので勉強してみてください。